他人と比較しない人の特徴！試合で実力を発揮できる選手になるために

子ども達が自分の力を信じ、目標達成に向けて進めるようお手伝いをするメンタルコーチの手塚幸恵です。福島県いわき市を拠点に活動しています。
水泳指導歴２５年以上で様々な子供たちを指導してきた経験から、スポーツで頑張りたい子どもたちのメンタルサポートをしています。
また、人と接するのが苦手、自分に自信がなかった過去の自分が変われた！経験から、メンタルコーチとして夢や目標を叶えるサポートをしています。

自信とは何か？

自信とは、自分のことを信じる気持ちのことです。
例えば、「上手くできる！」と思って行動する時や「新しいことに挑戦する勇気がある」時は、「自信がある」状態です。
自信があると、失敗を恐れずにいろいろなことにチャレンジできます。さらに、困難な状況でも前向きに考えることができます。

「信は力なり」で力を発揮したＡくん

水泳コーチをしていた時に小学４年生から高校３年生まで指導したＡ君の座右の銘（好きな言葉）は「信は力なり」でした。練習日誌の表紙にも「信は力なり」と書いていつでも見られるようにしていました。

小学生、中学生の頃はなかなか記録が伸びずに強い選手とは言えませんでしたが、Ａ君は努力を続けました。試合で緊張した時は「信は力なり！」と自分に言いきかせ、「日々の練習を頑張った自分ならできる！」と緊張を払いのけていました。
そんなＡ君は高校生になってからもコツコツと努力し、自己ベストを更新！伸びない時期もありましたが、常に自分を信じ、乗り越えてきたＡ君の「試合前の集中している姿」が今も印象に残っています。
Ａ君は、水泳だけでなく勉強でも「信は力なり！」で努力し、難関大学へ進学も果たしました。

「自信がない」を変えるには！「他人と比べることをやめる」

私たちはよく、他人と自分を比べてしまいます。友達が持っているもの、成績、運動能力、さらにはＳＮＳでの「いいね！」の数まで比べてしまいます。しかし、この「比べる」ことが、実は「自信がない」原因となっているのです！

ですから、「自信がない」を「自信がある」に換えるためには「他人と比べることをやめる」必要があります。

どうして他人と比べてはいけないのか？

① 自分の良い所が見えなくなる

他人と比べると、次のようなことが起こってしまいます。

・「Ａさんは上手なのに、自分はできない」⇒　才能がないんだ
・「Ｂさんはコーチに褒められたのに、自分は何も言われなかった」⇒　自分ダメなんだ
・自分はこんなに努力しているのに「Ａさんの方がタイムが速い」⇒　努力してもムダだ

② 一時的には自信がつくけれど、長続きしない

他人と比べて自分の方が優れているところを見つけて優越感を覚えるのですが、すぐにまた別の比較をして優劣をつけようとしてしまいます。そして自分より「すごい！」と感じる人を見つけると自信を失ってしまうのです。
・「Ａさんよりドリブルがうまくできた！」⇒　優越感
↓
・「でも・・・Ａさんの方がシュートを決めている！」⇒　やっぱり自分はダメだ

・「やっと〇〇の技ができるようになった！」⇒　嬉しい！優越感
↓
・「でも・・・Ｂさんは△△の技ができている！」⇒　どうしてＢさんばかりなんだ！

他人と比べている時は、「自分の実力の評価（実力があるか？ないか？）」を決める要因が「自分の思い込み」になります。
本当の自分の実力がどうなのか？に関係なく、自分の思い込みによって
「相手が弱そうだ＝自分の方が強い＝自分は実力がある＝自信がある」となったり、
「相手が強そうだ＝自分の方が弱い＝自分はダメなんだ＝自信がない」となるのです。

では、いつでも実力を発揮できる「自信」を持つためにはどうしたら良いのでしょうか？
まずは「他人と比べること」をやめる！次に「自分を大切にする」ことが必要となります。

詳しく見ていきましょう。

「自信がない」を変えるには「自分を大切にする」こと！

「十人十色」という言葉を知っていますか？
人はみんな、性格、好きなこと、考え方や得意なことが違うという意味です。
もともと「違う」のだから「比べる」ことをしても「自分には当てはまらない」のです！
それよりも「他人と違う自分のこと」を大切にすることが重要です。

① 自分のいい所を見つけよう

自分のいい所を１０個あげてみましょう。（スポーツのことでもＯＫ、普段の生活の中からあげてもＯＫ）
（例）元気よく挨拶できる、人にやさしくできる、練習の時声出しをしているなど

自分のいい所は「自信がある」と言えます。自分のいい所をどんどん増やしていけば、あなたは「自信で満たされる」でしょう。

② 「できた」ことを褒めてあげよう

他人と比較していると「できない自分」にばかり意識が向いてしまいます。しかし、「昨日の自分」と比べてみると「できた！」こと「成長した！」ことがきっとあるはずです！
次の「例」のように昨日の自分よりもできた！ことをノートに書き出してみましょう。そして、できた自分を褒めましょう！
（例）練習中、苦しくても頑張れた！⇒すごいね！私って！
（例）タイムを落とさず練習できた！⇒やればできるね！私って！
どんなに小さな「できた！」でも構いません。「できた！」が増えると嬉しくなります！もっと「できた！」を増やしたいと思います！その気持ちが「自信」につながります。
ノートに書くことで「できた！」が増えていくのを確認できるので、「自信がない」時に見返すことで「自信がある」気持ちへ切り替えができるようになる効果もあります。ぜひ！やってみましょう。

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