子どものやる気を引き出す関わり方|「早くしなさい」が逆効果になる理由と改善法
子ども達が自分の力を信じ、目標達成に向けて進めるようお手伝いをするメンタルコーチの手塚幸恵です。
水泳指導歴25年以上で様々な子ども達を指導してきた経験から、スポーツで頑張りたい子どもたちのメンタルサポートをしています。
また、人と接するのが苦手、自分に自信がなかった過去の自分が変われた!経験から、メンタルコーチとして夢や目標を叶えるサポートをしています。

私がコーチ時代の自分に「それでは伸びない」と伝えたい理由
当時の私は、「強くなりたい」と言う選手たちの行動が伴っていないことに、いつもイライラしていました。
・練習に来るのは時間ギリギリ
・準備や片付けが遅い
・ウォーミングアップに集中していない
そんな姿を見るたびに、私は「できていないこと」ばかりに目を向け、厳しく叱っていました。
「やる気がないなら帰りなさい!」
「どうして言われた通りにできないの!」
今振り返れば、私自身の「当たり前」を押し付けていただけでした。
あの時の自分に伝えたいのは、「それでは選手は伸びないし、成長もしないよ」ということです。
これは、ご家庭での「早くしなさい!」「なんでやらないの?」という声かけも同じかもしれません。
なぜ「早くしなさい」がやる気を奪ってしまうのか?
「早くしなさい!」
「あとでやるって言ったでしょ?なんでやらないの?」
小中学生のお子さまを持つ保護者の方なら、一日に何度も口にしてしまう言葉ではないでしょうか。
実は、この何気ない一言が、お子さまのやる気を左右する大きな分かれ道になっています。
その理由をお伝えする前に、大切なことがあります。
保護者の皆さん、毎日お子さまと向き合っているご自身を、少しだけ労わってあげてください。
「早くしなさい」と言ってしまうのは、
お子さまが困らないように、遅れないようにという愛情があるからです。
決して悪気があって言っているわけではありません。
しかし、メンタルトレーニングの視点から見ると、この言葉には大きな落とし穴があります。

「自分で決めた感」が奪われる
人は「自分で決めたこと」には力を発揮しますが、「やらされていること」には抵抗を感じます。
例えば、お子さまが
「そろそろやろうかな」と思っていたタイミングで、
「早くしなさい!」と言われると、
心の中ではこう感じています。
「自分でやろうと思っていたのに…」
「やらされている感じがして嫌だな…」
これが繰り返されると、
・言われないと動かない
・自分で考えなくなる
という状態につながる可能性があります。
大切なのは「やる気を引き出す関わり方」
つまり大切なのは、
やる気を「出させる」のではなく
やる気を「引き出す関わり方」です。
子どもは本来、自分でやろうとする力を持っています。
その力を邪魔しない関わり方が重要です。
子どものやる気を引き出す「聞き方」3つのポイント
①「どうしたい?」と選択をゆだねる
子どもが動かない時は、命令ではなく選択を与えます。
「今やる?それとも10分後にやる?」
ポイントは、親が決めるのではなく、子どもに選ばせることです。
小さな選択の積み重ねが、「自分で行動する力」を育てます。

②「なんでやらないの?」をやめる
この言葉は、子どもを責める言葉になりやすいです。
言われた子どもは、
・否定された
・責められた
と感じ、防御的になります。
代わりに、
「どこが難しそう?」
「何からならできそう?」
といった“解決に向かう質問”に変えてみてください。
子どもは安心して考え始めます。

③ 評価ではなく「見たまま」を伝える
「すごいね!」という褒め言葉も大切ですが、それだけに頼る必要はありません。
おすすめは「見たまま」を伝えることです。
「自分から準備していたね」
「さっき集中して取り組んでいたね」
これだけで、子どもは「ちゃんと見てくれている」と感じ、自己肯定感が育っていきます。

やる気を育てる「見守り方」のコツ
見守ることは、何もしないことではありません。
むしろ、とてもエネルギーが必要な関わりです。
① 失敗を「経験」に変える
子どもが失敗した時、
「だから言ったでしょ」
と言ってしまうと、やる気は大きく下がります。
代わりに、
「次はどうしたらうまくいきそう?」
と声をかけてみてください。
失敗を「次につながる経験」に変えることができます。
② 「見ているよ」を伝える
子どもは、見てもらえていると感じた時に安心します。
・「頑張っていたね」
・「集中していたね」
結果ではなく、過程を見て伝えることがポイントです。
子どもが変わる時に見えるサイン
関わりを変えていくと、少しずつ変化が現れます。
・自分から動くようになる
・「やってみる」と言い出す
・失敗しても立て直せる
ただし、変化はゆっくりです。
「でも…」「まだ…」と否定せず、小さな成長を認めてあげてください。
まとめ|信じて待つことが、やる気を育てる
・やる気は押し出すと弱くなる
・聞き方で考える力が育つ
・見守ることで自分でやる力が育つ
そして何より大切なのは、
「お子さまを信じて待つこと」です。
親が変わると、子どもは変わります。
「やらされる子」から「自分で動く子」へ。

まずは今日、「どうする?」と一度だけ聞いてみてください。
その小さな一歩が、お子さまの未来を大きく変えていくはずです。
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