70代で終活はまだ早いと思っている方へ
人生最期の時まで「自分らしく生きる」「やりたいことを続ける」ことができるように心と体を元気に保つ終活のサポートをしている手塚幸恵です。
「終活」について考えたことありますか?
「終活」は「人生の終わりのための活動」です。
終わりのための活動とはいったい何なのでしょうか?
あなたは何を思い浮かべましたか?
エンディングノートでしょうか、お葬式やお墓のことでしょうか。
それとも・・・
財産や相続のこと?
断捨離のこと?
死んだ後の衣服や物の片付けのこと?
パソコンやスマホ、携帯の処分のこと?
クレジットカードや電子マネーの処分のこと?
いやいや・・・もっと他の何かでしょうか?
「終わり」はいつ訪れるのか?
「人生の終わりのための活動」とありますが、「終わり」はいつ訪れるのでしょうか?
日々の生活で「終わり」を意識して過ごしている方はどれくらいいるでしょうか?
あなたはどうですか?
私たちは、この世に生を受けてから亡くなるまで
たくさんの人と出会い、
たくさんの経験をし、
たくさんの物を手に入れます。
その命がいつ終わるのかは誰にもわかりません。
ですから出会うこと、経験すること、手に入れることができる日常が「当たり前」「当然」のこととして感じてしまいます。
いつまでも続くような錯覚を覚えます。
しかし、終わりがいつ来るか分からないからこそ「突然」やってきた時のために「備え」が必要なのではないでしょうか。
「突然」でなくとも、いつか終わりが来るその時のために「備える」ことは、本人はもちろん家族や周りの人たちにも安心を与えます。
どのような「終わり」を迎えたいですか?
厚生労働省の「簡易生命表(令和2年)」によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳です。
同省の調査によると、2019 年の健康寿命は男性が 72.68 歳、女性が 75.38 歳です。
支援や介護を必要とするなど、健康上の問題で日常生活に制限のある期間が平均で9~12年もあるということを示しています。
参照:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-02-06.html
平均寿命や健康寿命の数字を見てどう感じましたか?
平均寿命から計算すると・・・あと〇〇年生きられるな。
平均寿命を超えて100歳まで生きたいな。
介護などで迷惑はかけたくないな。
どのような最期を迎えたいかイメージできましたか?
例えば・・・
(年齢)90歳
(場所)本当は自宅が希望だけど病院で
(周りには)子や孫たちに囲まれて
(言葉)ありがとう、と声をかけて
(気持ち)やりたいことをやり切った楽しい人生だった
(体感)痛みなどの苦痛はなく穏やかな感じ
(経過)1か月前までは独り暮らしで元気に暮らしていた
終わりをイメージすることで「今」の生き方が変わる
日本財団の人生の最期の迎え方に関する全国調査結果によると
死期が迫っていると分かった時に人生の最期を迎えたい場所についての質問に対し
58.8%が「自宅」、34.4%が「介護施設」と回答しました。
絶対に避けたい場所についての質問に対しては
42.1%が「子の家」、34.4%が「介護施設」と回答しました。
親と子で考え方が異なる
最期を迎える場所について考慮することについては
当事者は95.1%が「家族の負担にならないこと」であるのに対し、
子ども世代では85.7%が「(親が)家族等との十分な時間を過ごせること」と回答しました。
家族間で考え方に差が生じていることが分かります。
そのような「差」が生じずに、自分の思い描く最期を迎えるために必要なことは
家族と十分に話し合っておくということです。
さらに、「子供の世話になりたくない」「迷惑をかけたくない」と思うならば、
今の生活習慣や健康状態を見直し、いつまでも自立した生活ができる方法を見つけ、実践する必要があります。
日常生活習慣の見直しから始める終活
さあ、「終活」を始めましょう。
まずは、日頃の生活習慣の見直しから!
チェックしてみましょう
・運動習慣がある ⇒ いつまでも自立した生活ができる(身体機能)
・人との交流がある ⇒ いつまでも自律した生活ができる(認知機能)
・バランスの良い食事を心がけている ⇒ 低栄養に気をつけている(病気予防)
人生最期まで生き生きと生きるために「健康」に気をつけることも終活の一つと言えます。
できることから始めましょう。
もっと知りたい!という方、終活に関する詳しいことはこちら https://sachiwell.com/coaching/