70代で終活はまだ早いと思っている方へ

人生最期の時まで「自分らしく生きる」「やりたいことを続ける」ことができるように心と体を元気に保つ終活のサポートをしている手塚幸恵です。

「70歳」は節目の年

【古稀のお祝い】

中国の詩人、杜甫の詩の一節「人生七十古来稀なり」に由来しています。
実はこれには「酒債は尋常行く処に有り」という前文があり、
「酒代のつけは私が行くいたるところにあるが、70年生きる人は古くから稀である」という意味だそうです。
つまり、いまのうちにたくさん飲んで楽しんでおこうという歌ということですね。
昔は70歳まで生きることは「稀(まれ)」でしたが、今や人生100年時代ですから、あと30年は生きることとなります。

【70歳から変わる】

60歳定年時代は終わり、65歳に引き上げられ、現在では70歳定年時代となりました。
あなたは現在働いていますか?
それとも年金受給生活を送っていますか?
病気もなく健康に過ごしていますか?
自分はまだまだ若いと思っていても様々な制度も70歳を機に変化していきます。
その一つが医療費窓口負担額の変更ですね。

「75歳」は後期高齢者

75歳になると「後期高齢者」となります。
運転免許更新には「認知機能検査」と「高齢者講習」が必須となります。


厚生労働省の「簡易生命表(令和2年)」によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳です。
しかし、健康寿命は男性が 72.68 歳、女性が 75.38 歳です。
健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」ですから70歳で定年退職をし、「あと10~20年のんびり好きに生きよう!」と思っても75歳時点で自立した生活ができるかどうか不安が残るデータとなっています。

健康寿命とはどのようなもの?|リスクに備えるための生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター

参考:https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1160.html

認知症発症率も高まる

認知症の有病率は年齢とともに高まります。
65歳以上の約16%が認知症であると推計されています。
80歳代の後半であれば男性の35%、女性の44%、95歳を過ぎると男性の51%、女性の84%が認知症であることが明らかにされています
2025年には高齢者の5人に1人、国民の17人に1人が認知症になるものと予測されています。

70代の節目に今後の人生設計を

人生最期まで自分らしくイキイキと好きに生きていくためには「備え」が必要です。
健康に気をつけ、生活習慣を整えることや運動、食事、睡眠に気を配るなど「自分の健康は自分で守る」ことは基本です。
「備え」とは、本人ではどうすることもできない事態が発生した時に「家族や周りの人が慌てずに対処できる」ためのものです。
自分の考えを家族に話しておくこと、家族と話し合っておくことが「備え」なのです。
そのためにまずやるべきことは、「自分の考えを整理すること」です。
一般的に「エンディングノート」と言われるものは自分の考えを整理するのに役立ちます。
「備え」の中でもっとも身近で簡単なものを挙げました。現状についてチェックしてみましょう。

【チェックリスト】

①かかりつけ医がある
②お薬手帳を持っている
③ ①②について家族も情報を共有している
④介護についての希望・要望がある
⑤ ④について家族に話している
⑥急な入院の場合、銀行や保険の手続きなど自分以外に出来る人がいる
⑦家族以外に(知人、友人、近所、行政など)頼れる人がいる
⑧どのような老後を過ごすか考えるのが楽しい

いかがでしたか?
「備え」ることで「安心」が生まれます。
リストの項目だけでなく、あなたが日頃気になっていることがあれば考えを整理しましょう。

終活に興味を持たれた方は

「終活」は「何をしなければならない」という決まりはありません。
「〇〇歳だからやるべき」ということもありません。
本人が「人生最期まで自分らしく生きる」ために「自分のために」そして「家族や周囲の方のために」行う活動です。
もう少し詳しく知りたい方は終活セミナーもご活用ください。

定期的にテーマを決めて終活セミナーを開催しています。

終活に関する詳しいことはこちら https://sachiwell.com/coaching/
終活セミナー受講についてはこちら https://forms.gle/z4BvKKvXKmg7gQtZ7
終活セミナーはZOOMを使ったオンラインで行います。
使い方が分からない方は、遠慮なくお申出ください。
事前にZOOMの練習を一緒に行いましょう。

【担当】
手塚幸恵
終活ライフケアプランナー
メンタルコーチ

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