緊張を味方につけて試合で力を発揮するためにメンタルトレーニングをしよう

子ども達が自分の力を信じ、目標達成に向けて進めるようお手伝いをするメンタルコーチの手塚幸恵です。
水泳指導歴25年で様々な子供たちを指導してきた経験から、スポーツで頑張りたい子どもたちのメンタルサポートをしています。
また、人と接するのが苦手、自分に自信がなかった過去の自分が変われた!経験から、メンタルコーチとして夢や目標を叶えるサポートをしています。

(2018年メンタルトレーナーの資格取得 https://www.mental-pp.com/

緊張する時と緊張しない時の差は何だろう

あなたは次のうちどの場面で緊張しますか?今までの経験から「この時は緊張したなぁ」と振り返って答えても構いません。
□練習
□練習試合
□地区予選
□リーグ戦
□トーナメント戦
□全国大会
□その他

練習でも普段は緊張しないけれど、レギュラーを決める日とか記録会などは緊張するかもしれません。
試合でも練習試合⇒予選⇒決勝⇒地区大会⇒全国大会など自分が「目標達成のために重要だ」と捉えている試合になればなるほど緊張度が増していませんか?

「試合に勝ちたい!」「負けたくない!」という思いが強くなればなるほど「プレッシャー」を感じ、緊張している自分がいませんか?

私が出会ったテニス選手の例

彼女は「トーナメント戦の1回戦で実力を発揮できるようになりたい」と言っていました。
どうしてそう思うのか?質問すると彼女はこう答えました。
リーグ戦は1回戦で負けても次に頑張れば大丈夫!と思うから最初から思いっきりプレーできる。

けれど、トーナメント戦は「負けたら終わり」だから「ミスできない」という気持ちが強くなって体が思うように動かなくなる、と。
リーグ戦とトーナメント戦の違いだけで、同じ1回戦です。片方は思いっきりプレー出来てもう一方は体が思うように動かないというのです。

その時彼女の中で何が起こっていたのでしょうか?
実は脳の中であることが起こっていたのです!それを次に述べていきます。

試合には実は2種類あるんです

一つは「アウターゲーム」と言って、あなたが「実際に行っている」試合のことで「目で見える試合」です。つまり今まであなたが行ってきた、目で見てきた通常の試合です。

さてここからが重要なのですが、もう一つが「インナーゲーム」と呼ばれるものです。はじめて聞いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
インナーゲームとは、あなたの「心の中で行われている」試合「目に見えない試合」のことです。

例えば試合中、心の中で
□ミスをしたらどうしよう
□先制された!もうダメかもしれない
□得意技が決まらない!どうしよう!
□(相手に対して)強そう!勝てないかも
□(試合会場に対して)何だかやりにくい、感覚が悪いなぁ
など、マイナスな考えが頭の中をめぐると試合に集中できなくなってしまいます。

過去の試合を振り返ってみよう

さてアウターゲーム、インナーゲームの2種類を知って頂いたところで少し過去の試合を思い出してください。いつのものでも結構です。

試合の時のアウターゲームはどんな状況だったか?
その時、インナーゲームは起きていたか?
緊張度合いはどうだったか?

① 調子よく試合に勝てた時のこと
② 緊張して力が発揮できないまま試合が終わってしまった時のこと

どちらか、またはどちらもある方もいらっしゃると思います。

おそらくですが

①の時は試合に集中してインナーゲームは起こっていなかったのではないですか?
②の時はインナーゲームで頭の中にいろいろな考えがめぐって集中できなかったのではないですか?

私は水泳コーチをしていた時にこのように選手に言っていました。

泳ぐ前から「試合」をしてしまっては勝てない
「招集所で結果は決まる!」

招集所とはレースの順番を待つ所なのですが、招集所で次のような選手は勝てない、という意味で話していました。
・「隣の選手速そうだな」とマイナスな気持ちになる
・落ち着かなくてキョロキョロして無駄に動いている
・自分を落ち着かせようとして隣の選手に「ベスト何秒?」と話しかける

こういう選手はまさに!「インナーゲーム」をしています。

あなたは試合前にどのように過ごしていますか?

どうしてインナーゲームが起こってしまうのでしょう?

過去に「失敗やミスをして負けてしまった」「負けて悔しい思いをした」「緊張して体が動かなかった」などの経験をしたことがあると脳の中で次のようなことが起こります。

例えば、今日は、全国大会の予選会です。ちょうど1年前の全国予選会の試合中に大事な場面でミスをしてしまい負けてしまった経験があるとします。あなたは雪辱を果たし全国大会に出場することを目標として試合に臨んでいます。
その時、あなたの脳の中では・・・
①1年前のミスを思い出す
②「今」そのことが起こっていると判断してしまう
⇒状況を思い出しただけなのに、今本当に起きている出来事と勘違いする!
③脳は「今」と「1年前」の区別がつかないので「1年前」を再現するようなプログラムを作動させてしまう
すると・・・インナーゲームが始まってしまうのです!

「ミスをしたらどうしよう」
「負けるかもしれない」

さあ、ではこれからそのインナーゲームを起こらなくする簡単なトレーニングをお伝えします。

今日からできるお勧めトレーニング

それは「できた」「達成した」など自分の在りたい姿をイメージすること(イメージトレーニング)です。

これは「今、起こっていないのに思い出しただけで今起きている出来事と勘違いしてしまう」という脳の性質を利用していきます。

毎日目標達成した瞬間をイメージして「本当に達成したんだ!」と脳に思い込ませるのです。

【イメージする時のポイント!】
・場所、状況、その時に見える景色、感情、感覚などできるだけ具体的に、鮮明にイメージ
します。細かいところまでイメージすればするほど良い効果が期待できます。
・毎日イメージしましょう。

※イメージするのにもコツがあります。ここでの文章だけでは伝えきれませんのでもっと深くトレーニングを身に着けたい場合は個別相談をおすすめいたします。

メンタルトレーニングで克服しよう!

アウターゲームに集中し、自分の力を十分に発揮するためには日ごろの練習と同じように「メンタル」も日々トレーニングする必要があります。

試合直前に「大きく深呼吸」して気持ちを落ち着かせる方法もありますが、一時的な対処では「勝ち続けること」「目標を達成する子こと」は難しいかもしれません。
心技体というように「心=メンタルトレーニング」「技=日ごろの練習」「体=体づくり」の3つそれぞれが良い状態であることが大切です。


練習はもちろん頑張っていることでしょう。
体づくりのためのトレーニングや食事は気を付けていますか?
いつでも自分の力を発揮できる心を整えるメンタルもトレーニングしませんか?
自力で行うより「コーチ」についてもらうと一段と成果があがることでしょう。

個別相談をおこなっています

・誰かに話を聴いて欲しい
・相談に乗って欲しい
・もう少し深く知りたい

個別のメンタルコーチングで夢を叶えるサポートも行っています。
個別コーチング 1回 1時間 5,500円(税込)
※お申込み後、初回カウンセリングは無料です。
ご自宅への訪問型、オンライン型などご要望に応じます。
※保護者の皆さまへ
お子さまのためにお申込みをご検討の場合、事前にお子さまとご相談の上お申込み下さい。
基本的にはお子さまお一人で受けていただくのですが、ご希望であれば保護者様同席も可能です。どのような方法で行うのが良いか、お子さまとご相談ください。
※小学生、中学生、高校生の皆さまへ
コーチングを受けてみたい!という方は、まずお家の人へ相談してください。
お問合せはコチラからhttps://sachiwell.com/contact/

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過去のテーマ

・目標達成のための3つのポイントを知って実践計画を立てよう
・達成できる人がやっている習慣。セルフコンディショニングを学ぼう
・目標達成までの道のりを見える化しよう
・どうして緊張するのだろう
・自分を知ろう!どんな時にどんな感情になる?からだはどんな感覚になる?

出張教室、個別対応も行っています!

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