子どもとのコミュニケーションで大切なことは「聴く力」!即実践!3つの聴き方

子ども達が自分の力を信じ、目標達成に向けて進めるようお手伝いをするメンタルコーチの手塚幸恵です。福島県いわき市を拠点に活動しています。
水泳指導歴25年以上で様々な子供たちを指導してきた経験から、スポーツで頑張りたい子どもたちのメンタルサポートをしています。
また、人と接するのが苦手、自分に自信がなかった過去の自分が変われた!経験から、メンタルコーチとして夢や目標を叶えるサポートをしています。

「聴けていなかった」猛省の過去

水泳のコーチをしていた時、小学4年生から高校3年生までを指導していました。選手たちと話をする機会を多く持つようにしていたので、水泳のことはもちろん、学校のことなど多くのことを話し、コミュニケーションは良く取れていたと思っていました。

当時の私は、子どもたちが話し始めると、すぐに頭の中で「あ!これなら〇〇のケースだから、△△すればいいんじゃない!」と考えていました。今思い返すと、子どもたちの考えや思いを最後まで聴くことをせず、自分の主張を押し付けていたと思います。
話を聴いた=意見やアドバイスをしてやった=自己満足だったのです。
さらに、余裕がある時は「どうしたの?話聴くよ」と優しく返答し、忙しく余裕がない時は「何!何の話なの!」と荒めな言い方で返答していたように思います。
自分の状況はさておき、子どもたちと向き合うことができていたら、子どもたちはもっとたくさん話をしてくれたのではないか?と「聴く姿勢」を整えられなかった当時を後悔しています。

傾聴を学んで「ハッ」とした

「聴く」とは字のごとく「耳と目と心」で聴くことです。

自分の中の思い込みや先入観を取り払い、相手に集中することです。
傾聴のスキルを学んだ時に「ハッ」と子どもたちとのコミュニケーションを思い出しました。私の「聴く」は「聴けていない」だったのです!

どういうことなのか?

私の失敗談を交えながら「子どもとのコミュニケーションで大切な、すぐに実践できる3つの聴き方」について述べていきます。
多くの親が子どもの話を聴く時に陥りがちなダメな聴き方も例に挙げていますので、当てはまる事柄、心当たりがないか?振り返りながら読み進めてください。

① 真っ白な気持ちで聴く

私は子どもたちが話すそばから自分の頭の中でアレコレ解釈し始め、「私だったら〇〇するな」「なんで〇〇しないのか」など、自分の経験や価値観で結論付けをしていました。ですから、子どもたちが「1」話すと「10」分かったように自分の意見を伝えていました。

子どもが話す途中で、自分の意見やアドバイスをしていませんか?

ある選手から「それはコーチの話でしょ!私は違う考えがあるのに・・・」と言われたことがあります。

真っ白な気持ちで聴く=自分の経験や価値観というフィルターを通さずに聴く

当然のことですが、子どもは親とは別の人間です。親と異なるものの見方、考え方を持っています。どんな見方、考え方を持っているのか興味をもって聴くことが大切です。

私が子どもたちの話を聴く時にすべきことは、話の途中で口を挟まずに聴くことでした。
「〇〇に思っているんだね」「〇〇したいんだね」と受け入れ、さらに「それで?」「具体的には?」と興味をもって質問していたら、子どもたちはもっとのびのびと自分の意見を話してくれたでしょう。

② アイコンタクトで聴く

忙しい時に限って子どもが話しかけてくることがありますよね。

そのような時、「耳だけ貸す」状態になっていませんか?

子どもの話にも生返事で、とりあえず「聞く」。でも頭の中はやらなければいけない事でいっぱいの状態です。
すると、子どもは「聴いてもらえてない」ことを感じ取り、話すのを止めてしまいます。「どうせ聴いてない」「言ってもムダだ」と、自分の気持ちに蓋をしてしまいます。
そうなる前に!作業中でも目を見てアイコンタクト!
(1) 目を見て相づち(うん、そうだね)
(2) 目を見てオウム返し
(3) 目を見て要約


どうしても忙しくて聴く姿勢を取れない時には、「今は夕飯の支度で忙しいから、ご飯を食べながらゆっくり話さない?」など、「いつならば聴けるか」具体的に提案しましょう。

私は忙しさのあまり「あとで」と言ったきり、「あとで」を忘れてしまったことがあります。思い出して「話何だった?」と話しかけましたが、時すでに遅し!あの時の選手の寂しそうな表情は今でも忘れません。子どもの話を聴き逃さないためにも「具体的な提案」と「必ず聴く」ことをぜひ実践してください。

③ からだ全部で聴く

「聴く」=「耳と目と心で聴く」ことは先にも述べました。
その他に、「五感」を使ってからだ全部で聴くことで、子どもが話す言葉以外から情報を得ましょう。
例えば、子どもが「今日は全然ダメだった」と話してきたとします。
どのように言葉をかけますか?
A:また頑張ればいいよ。
B:またダメだったの?次こそ頑張ってね。

励ますつもりで「頑張ろう」と声かけることが多いのではないでしょうか。

それは決して間違いではありません。しかし、子どもの「ダメだった」に込められた気持ちに寄り添った声かけとは限りません。
ここで大事なのは、からだ全部で聴く=言葉以外から聴くことです。
・表情やしぐさ
・声のトーン
・話すスピード
・目線、呼吸、全身の様子
「全然ダメだったんだね。」と受け入れ、「どんなことがダメだったの?」など具体的に聴いていきましょう。子どものペース(呼吸や話すスピード、トーンなど)に合わせ、言葉以外に発することに寄り添うことで、自分から心の内を話してくれます。

子どもが自ら話してくれない場合でも、言葉以外の情報を得ることで「今日、何かあった?」「何だか嬉しそうだけど・・・」「不安なことでもあるの?」など親の側から気づいて話しかけることもできます。
但し、この場面でも「真っ白な気持ち」で情報を得ましょう。変に勘ぐったり、思い込みで「〇〇はどうしたの?」「どうせ〇〇なんでしょう」と話しかけてはいけません。

コミュニケーションは子どもの自発的な行動を育てる!

人は話すことで自分の頭を整理し、心を整え、前向きに行動できます。
そして誰しも自分の話を聴いてもらいたいのです。聴いてもらうことで安心し、自分に自信が持てるようになります。

私は傾聴を学んでから選手たちの話を聴くに徹するようになりました。「聴く⇒質問する」繰り返すことで、選手たちは「自ら気づき、考え、行動する」ことができるように成長していきました。

親は自分の経験を語りたい!経験に基づいてアドバイスしたい!自分のできなかったことを子どもに託したい!と考えがちです。
しかし、子どもの能力を伸ばしたいならば、「聴く力」をつけて「聴く」に徹しましょう。
そうすれば、子どもが「自分のやりたいこと」に対して自発的に行動し、自らの能力をどんどん発揮していくようになります!自分の考え、意見を言える子どもに成長していきます。

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