「言葉がけで変わる!参加者の興味をひく、やる気を引き出す指導法」研修会を開催しました
福島県いわき市を拠点に活動している健康運動指導士、介護予防運動指導員、シナプソロジーアドバンス教育トレーナーの手塚幸恵です。
ADL(日常生活動作)の維持向上に効果が期待できる機能改善体操と脳活性化エクササイズの普及に尽力しています。
研修会を開催しました
高齢者に対する運動指導や脳活性化エクササイズの指導において
・自分と参加者の熱量に大差があり盛り上がりを感じない
・やってはくれるけれど反応が薄い
・積極的に参加する人はいつも同じ顔ぶれ
・その場にいるけれどやってくれない(見ているだけ)
・難しそうだ、と感じるものはやってくれない
といった状況が発生しがちです。
どのような言葉がけ、指導をしたら参加者の興味ややる気を引き出すことができるか、ということをテーマに研修を開催しました。
「元気に見えても喪失感からくる気持ちの落込みを持っている」ことを忘れない。
まだまだ気持ちは若い!と思っていても身体的機能や認知機能は緩やかに低下しています。
今まで難なくこなしていたことも時間がかかってしまったり、スムーズにできない状況も発生します。
体操に参加しても「できなかったらどうしよう」という不安を抱えているかもしれない、といった高齢者の身体的変化と心理について学び、その上でどのような言葉がけをしたら良いかを考えていきました。
運動開始前のプレワークによって「安心」な環境づくり
一番は「ここに居て(参加して)良いんだ」と安心してもらうことです。
・場の雰囲気を温める
・参加者の状態を把握する
・参加者の身体と脳のウォーミングアップをする
そして、指導者自身が笑顔で楽しむこととタイミング良い声かけで「笑いを誘い、できるできない以外の楽しさを味わってもらう」ことを伝えました。
受講者より
・プレワークで参加者の状態を把握することを今までやっていなかったので実践したい
・種目選びの考え方が分かった
・心理面の特徴で「あ~なるほど」と思う話が多かった
・すぐに活用したい
今後も定期的に研修会を開催し、健康づくりや介護予防の指導者育成やスキルアップを図っていきます。
【インストラクター養成講座のお知らせ】
シナプソロジーインストラクター養成コース
10月15日(土)、16日(日)2日間 9:30~17:00
会場:いわき産業創造館ラトブ6階
詳細はこちら
https://synapsology.com/sy/seminars/list/detail/?sid=5487